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2002年08月11日(日曜日)
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蔡國強火薬イベント「天空にあるUFOと社」
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reported by 坂口千秋@P3
オープニングに浮上かなわず、涙をのんだ蔡國強氏のUFO型バルーン。でも、このままでは終わりません。8/11 、再来日した蔡國強は、直径30mのドーム型の白い円盤の外側と内側に全長4500mの導火線を螺旋状に巻き付け点火するという史上最大の火薬画パフォーマンスに挑みました。
連日の雨で天気が心配されましたが、当日は曇り空ながら雨は止み、これならいけそうです。火薬の職人さん、大勢のボランティアも出動して準備快調。東京からもわざわざ駆けつけた取材陣、噂をきいた人々で、バルーンの周りには徐々に人垣が。何かに呼ばれたのか、ちょうど西の空には、燃えるような夕焼けと不思議な光る白い雲が現れ、異様にドラマチックな空気の中、待ちかまえる人々の間にも緊張が高まります。
そして午後6時40分。照明が消えた次の瞬間、爆発音と共に炎が炸裂。円盤の表面をものすごい勢いで螺旋状に炎が駆け抜け、ついで内側にしかけた導火線が爆発。
オレンジ色の閃光がバルーン内を周回し、息つく暇もない火薬パフォーマンスは終了しました。その時間わずか30秒。ですが、龍のように暴れ回る炎の力強さとしなやかさを直接目の当たりにした観客一同は、このスペクタクルに立ち会えた感激に大興奮。実際、これまで行った火薬イベントの中でもかなり上位の出来ばえだったそうで、蔡さんご自身も「ほっとしたね」とうれしそうでした。
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