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趣旨
帯広市と帯広商工会議所、十勝毎日新聞社、並びにとかち国際現代アート展実行委員会は、帯広市開拓120年と、帯広商工会議所創立80周年を記念して、2002年の夏、国際現代アート展『デメーテル』を開催いたします。
『デメーテル』は、農業と豊穣、子育てを象徴するギリシア神話の女神の名前です。十勝平野の豊かな土壌は日本でも有数の農業地帯を育んできました。現代アートによってこの土地が持つ固有の風土と歴史に光を当て、人が大地とともに生きる意味を新たに認識し直そうとする試みに対し、十勝を象徴するにふさわしいこの女神の名を冠して、『デメーテル』という愛称をつけました。




名称:とかち国際現代アート展『デメーテル』

概要
「メイン展示」
『デメーテル』は、「サイトオリエンテッド・インスタレーション」という手法を用いた、野外の国際現代アート展です。既存の作品を集めてきて展示するのではなく、アーティストが帯広を訪れ、場所の特性を読み取って、その場所でしか成立しえない作品を作り上げます。土地の記憶を掘り起こし、それを未来につなげる作業です。メイン会場となる帯広競馬場は、ソリを挽いた馬が障害の設けられたコースを走る、輓曳(ばんえい)競馬場です。これは北海道にしかありません。また、帯広の市街全体を作品展示の場所として利用します。
先住民であるアイヌの智恵、120年を迎える開拓の歴史、これらをふまえた、十勝ならではの現代アート展、それが『デメーテル』です。

「インターゾーン」
入場無料のフリースペース。イベントスペースとしての利用の他、カフェ機能、アート情報、観光案内などの総合インフォメーション施設です。

「デメーテル・カフェ」
メイン会場内には「デメーテル・カフェ」が併設されます。これは単なる喫茶施設ではなく、飲食をともにしながら、市民、アーティスト、観客が語らい、交流をしていくための、対話の場でもあります。
nIALL(二アル)プロジェクトのメンバー、スタッフ、地元の工務店や組合、他多数のボランティアにより設計・施工されました。
会期中はnIALL(二アル)プロジェクトとも連動し、それそれが緩やかに相互作用するように活動が展開されます。

「ショッピング・ゾーン」
十勝平野はさまざまな畜産物と農産物の産地です。水が澄んでいるため、あずきの質も良く、和菓子、洋菓子を問わず、おいしいお菓子の一大産地でもあります。メイン会場内の「ショッピング・ゾーン」では、これらの特産物をはじめ、『デメーテル』関連グッズを販売します。

招聘アーティスト
岩井成昭
インゴ・ギュンター
ウォルフガング・ヴィンター&ベルトルト・ホルベルト
オノ・ヨーコ
カサグランデ&リンターラ
川俣正
金守子
蔡國強
シネ・ノマド
nIALL / 中村政人、岸健太、田中陽明





とかち国際現代アート展『デメーテル』

問い合せ:デメーテル事務局
〒080-0024 帯広市西14条南8丁目1 帯広競馬場内

(Tel:0155-38-3802、Fax:0155-38-3803、e-mail:demeter@demeter.jp)

主催
帯広市帯広商工会議所十勝毎日新聞社、とかち国際現代アート展実行委員会

総合ディレクター
芹沢高志、P3 art and environment

デメーテルは以下の各社のご協賛をいただいています。
















































































今回、『デメーテル』の会場に選ばれた帯広競馬場は、この北海道十勝地域における人と馬の関係を深く暗示する場所です。冬の帯広競馬場で開かれる「ばんえい競馬」は、ただの楽しみという以上に、馬と力をあわせてこの土地を開拓してきた、人々の記憶の繰り返される再確認にちがいありません。そして敷地内には、巨大なコンクリート構造物であるスタンドや走路エリアの西に広がる、広大な厩舎地区があります。ここには昔の帯広の風景が、面影として今も残っています。そう、そこには開拓地の風景が、今も広がっているのです。さらにその西、競馬場に隣接する西町公園には、帯広の原生自然が名残をとどめています。つまり、『デメーテル』の体験者は、会場内を西に向かって歩くことで、時間をさかのぼっていくことになり、西に向かう『デメーテル』の体験とは、時空の旅ともなるのです。




開催期間:2002年7月13日(土)〜9月23日(月、祝日)
入場時間:午前9時〜午後6時 ただし、7月13日(土)〜8月24日(土)の金・土曜日のみ午後9時まで

プレイベント、関連イベントや、アーティストのレクチャー、会期中のイベントなどについては、随時トップページの最新情報でお知らせします。


前売り券はチケットぴあローソンチケット、帯広市内各プレイガイドで発売中。
「イベント」項目の「デメーテル」で検索できます。
その他、デメーテル事務局、十勝管内の役場、商工会、農協でも取り扱っています。



入場チケット1枚で、期間中2日間(連続でなくても可)の入場が可能です。
期間中チケットをお持ちになれば、坂本直行記念館、相原求一朗美術館、神田日勝記念館等の入場割引、協賛飲食店の割引など、その他様々なサービスを受けられます。





依田勉三
(1853-
1925)

風土
太平洋を背に、周囲を大雪山・阿寒国立公園及び日高山脈襟裳国定公園に囲まれ、内陸部の平野は扇状地や段丘が広がっており、十勝平野の中央部を、大雪山系を水源とする十勝川が貫流しています。気候は、亜寒帯に属し海岸部を除き寒暖の差がある大陸性気候です。春にはフェーン性の乾燥した季節風が、時には強風になることがあり、夏は海岸部で海霧が立ちこめ、日中の気温はあまり上がりませんが、内陸部では比較的高温の日が続きます。冬は大陸寒冷高気圧により低音が続きますが、降雪量は比較的少なく晴天の日が続き、年間を通じて全国的にも有数の日照時間に恵まれています。

歴史
十勝支庁は、北海道南東部に位置し、寛文6年(1666年)松前藩が「ビロウ場所」を設けて、十勝アイヌと交易を始めたのが、十勝開発の始めとされています。寛政3年(1791年)「トカチ場所」と改称され、明治2年には十勝国が創設され7郡51村となりました。明治16年、依田勉三率いる「晩成社」による開拓団が帯広に入植し、本格的な開拓が始まりました。明治30年に河西支庁が開庁し、昭和7年十勝支庁と改称、昭和23年に釧路支庁から足寄、陸別の二村を編入し、昭和31-32年の町村合併により、1市16町3村で構成される現在に至ります。




帯広の観光に関するサイトを紹介します。

E-PAGE TOKACHI(十勝発のホームページ検索サイト)
"http://www.ccrjapan.com/epage/

帯広コンベンション推進委員会(コンベンション・イベント情報が中心)
http://occi.or.jp/convention/

夢大陸とかち(北海道十勝20市町村の情報満載!)
http://www.tokachiken.or.jp/

帯広・十勝 観光情報 (帯広にあるPikee'sというインターネットパブのHP内)
http://www.netbeet.ne.jp/user-ssi/pickee/kankou.shtml

十勝・帯広の魅力を伝える会(ツアー情報が充実)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~tokachi/

十勝への招待状(十勝の今を紹介)
http://0155.jp