名称:とかち国際現代アート展『デメーテル』
概要:
「メイン展示」
『デメーテル』は、「サイトオリエンテッド・インスタレーション」という手法を用いた、野外の国際現代アート展です。既存の作品を集めてきて展示するのではなく、アーティストが帯広を訪れ、場所の特性を読み取って、その場所でしか成立しえない作品を作り上げます。土地の記憶を掘り起こし、それを未来につなげる作業です。メイン会場となる帯広競馬場は、ソリを挽いた馬が障害の設けられたコースを走る、輓曳(ばんえい)競馬場です。これは北海道にしかありません。また、帯広の市街全体を作品展示の場所として利用します。
先住民であるアイヌの智恵、120年を迎える開拓の歴史、これらをふまえた、十勝ならではの現代アート展、それが『デメーテル』です。
「インターゾーン」
入場無料のフリースペース。イベントスペースとしての利用の他、カフェ機能、アート情報、観光案内などの総合インフォメーション施設です。
「デメーテル・カフェ」
メイン会場内には「デメーテル・カフェ」が併設されます。これは単なる喫茶施設ではなく、飲食をともにしながら、市民、アーティスト、観客が語らい、交流をしていくための、対話の場でもあります。
nIALL(二アル)プロジェクトのメンバー、スタッフ、地元の工務店や組合、他多数のボランティアにより設計・施工されました。
会期中はnIALL(二アル)プロジェクトとも連動し、それそれが緩やかに相互作用するように活動が展開されます。
「ショッピング・ゾーン」
十勝平野はさまざまな畜産物と農産物の産地です。水が澄んでいるため、あずきの質も良く、和菓子、洋菓子を問わず、おいしいお菓子の一大産地でもあります。メイン会場内の「ショッピング・ゾーン」では、これらの特産物をはじめ、『デメーテル』関連グッズを販売します。
招聘アーティスト
岩井成昭
インゴ・ギュンター
ウォルフガング・ヴィンター&ベルトルト・ホルベルト
オノ・ヨーコ
カサグランデ&リンターラ
川俣正
金守子
蔡國強
シネ・ノマド
nIALL / 中村政人、岸健太、田中陽明
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