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2002年07月11日(木曜日)
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メッセージ 雄大な大地に触発された美術展 芹沢高志
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美術展というより、まさに「現場」にいる感覚で制作は続きました。ことにオープン間際は、北海道ではこの時期には珍しい台風にみまわれ、アーティストやスタッフは体力的にも技術的にも困難を極めました。その中で人々はポジションを越え、一つの目的にむかって仕事に取り組んだのです。
そんな野ざらしな状況の中でアーティストたちは困難を乗り越え、アットホームな空気の中でお互いに触発しあいデメーテルはオープンしました。
そうした達成感の中で私はディレクターとしてとても満足しております。
当初のプランから次々とカタチを変えてきたデメーテルですが、皆さんの目にもすがすがしい世界をお見せできるものと確信しております。

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蔡國強「帯広のためのプロジェクト 天空にあるUFOと社」
現在も、制作続行中

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今回のデメーテル作品「帯広のためのプロジクト 天空にあるUFOと社」、つまり、直径30メートル、厚さ10メートルのUFOを浮遊させ、朱赤の神社をぶら下げるというプランはオープン後も制作が続いています。オープンの直前、大雨の中、ボランティアを含めて多数のスタッフによってヘリウムガスの注入作業が行われていました。
しかし、バランスとタイミングが崩れてバルーンはあっという間にふき上がってしまいました。
そして、UFOのシルエットになるべきバルーンは、一瞬、鯨のような不思議なシルエットをもった不思議なアートへと変化し、そして崩れていったのです。
調査の結果、UFOと地上のコンクリートの基礎部分との結合部分に構造的な問題があることが発覚したのです。
状況の変化に柔軟に対応し、そして人々の感動とエナジーを与えてくれる蔡國強氏の世界。UFOが浮上するのか、あるいは新しいプランが提示されるのか…‥。いまも制作は続いています。

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7/10 蔡國強氏火薬画ドローイング制作公開
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現代美術ライター 原久子氏によるリポート
火薬ドローイングの公開制作が行われることが、デメーテル会場となる帯広競馬場内の放送でアナウンスされた。あとオープニングまで1日を残すのみとなった今日、スタッフは猫の手も借りたい、とはいえ、蔡さんの公開制作も気になる。
蔡さんは風が出てきたので、予定していた競馬場スタンド前での実施を風の遮れるインターゾーンでしたいと、開始直前に申し出た。しかし、建物の建設申請などの都合で火を焚くことができないということで、予定通りスタンド前での制作となった。
事前に2時からはじまることを聞いていた人たちや、アナウンスを聞いて集まったオーディエンスの見守るなか、パネルを運び込む作業からはじまる。そこで、問題発生。いつも使っているタイプの材料がそろっていなかったことが、火薬等がはいった箱を開けて、ここでその事実がわかる。
パネルのうえに表情を硬くして座り込む蔡さん、慌てる制作スタッフ。
しばらくして、手元にある材料で実行することに決定。制作が再開されるというアナウンスがあり、いったん散らばったオーディエンスがすぐ に戻ってきた。
まずUFO型に段ボールがカットされ、火薬や導火線などを配置した後、そのUFO型の段ボールが紙の中心に置かれた。見守っていた若いデメーテルのボランティアたちが集めた重石が何かの儀式のように段ボールのうえに並べられた。いよいよ着火だ。オーディエンスたちに危険なので、少し下がるように蔡さんから指示がある。
緊張の一瞬は意外にもあっさりと終わる。爆音とともに火花が飛び散った瞬間、紙を必要以上に燃やさぬように素早く紙の上に描かれた火薬が燃えた跡をタオルで紙の周囲にいた人々によって押し消された。
拍手が起こる。余白ができた部分に小さな火薬ドローイングがさらにほどこされ、約1時間半におよぶ公開制作が終了した。完成したことは、蔡さんの表情が和らいだことでわかった。お疲れさま!
これからまだUFO型のバルーンの設置が待っている。中国人スタッフたちは着くやいなや現場に足を向けた。台風が接近し、雨が降りしきるなか午前4時まえ、もう次第に空が明るくなってきたいまも作業が続いている。(文・原久子)

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オノ・ヨーコ「Sky TV」のためのテレビが無事スタンバイ!
*ご希望の方は、今も参加可能です

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81台のテレビ、みなさんの協力で無事集まりました。
みなさまの、それぞれの暮らしの中で活躍してきたテレビたちが、アート作品となって帯広の空を映します!
しかし、募集は今も継続中。ご希望の方は今も参加可能です。
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